スキーJapan
日本でスキーをするということは、世界でも有数のスキー大国の1つまたアジアの主要なスキー大国のゲレンデにいるということを意味します。日本国内には500以上のスキーリゾートが広がっており、この数に匹敵する国はオーストリア、ドイツ、米国しかありません。
スキーセンターは国内に広がっており、最高の降雪で有名です。特に北部に位置する島である北海道では年間積雪量が通常世界でも1,2を争うほど深くなります。公式な記録では、北海道に勝るのは太平洋を渡ったところにある米国ワシントン州にあるベーカー山のみです。
日本のダウンヒルウィンタースポーツの歴史はアジア最古です。このスポーツを日本に紹介したのはアールベルク出身の有名なオーストリア人先駆者、ハンネス・シュナイダーです。シュナイダーは初期の映画や本で世界中にスキーを広めました。現在では、1920年代前半に彼がスキーを教え日本で最も有名なスキーリゾートである野沢温泉のスキー博物館にシュナイダーに関する物が展示されています。
ほとんどのリゾートは比較的小規模ですが、場合によっては12にも上る小さいエリアが互いに繋がっているかあるいは少なくとも近い場所にあります。その1例が1998年に冬季オリンピックが開催された長野です。日本で2回開催されたオリンピックの1つであり、ヨーロッパ、米国以外で初めて開催された冬季大会でした。
日本ではウィンタースポーツが独特な形で発展してきており、経済状況および消費者の傾向を反映しています。
スキーの歴史が長いほとんどの先進国では、スキーはゆっくりと成長、成熟し、この20、30年は比較的安定していますが、日本人のスキーへの関心は1980年代にピークを迎え、日本経済が崩壊した1990年代初頭に急激に低下しました。他のアクティビティ、特にコンピューターゲームに対する関心においても全く同じ傾向が見られました。スキーヤーの数も年間2000万人からその3分の1まで激減しましたが、現在では約1000万人にまで回復しています。
日本でスキーがブームとなっていた頃、ゲレンデは非常に混雑していることで有名でした。日本国内にドラッグリフトはほとんどなく、複数のチェアリフトを使っていたためゲレンデの上には常に多くの日本人スキーヤーであふれていました。日本は非常に礼儀正しくお互いに敬意を表す国であるため、このような状況でもヨーロッパや米国のように不機嫌に他人を押したりすることは滅多になく、皆がお互いに空間を作るようにしていました。多くのスキーエリアは都市から効率的に鉄道でアクセスすることができ、スキーエリアはニーズに合わせてほぼ24時間オープンしていたため、スキーヤーは朝早く到着し、短時間スキーをするというやり方を取っていました。
1980年代のスキーブームに関するもう一つの重要な点は、当初スノーボードはほとんどのゲレンデで禁止されていました。リゾートマネージャーは、スキーコースでボードをすると事が複雑になり、その価値を見いだせなかったからです。また西欧のようにアクティビティやリゾート施設も多様ではありませんでした。単にホテルとスキーコースしかなく、託児施設があるところも稀でした。またほとんどのスキー大国では、ゲレンデにいるスキーヤーの国籍も様々ですが、日本では日本人以外のスキーヤーはほとんどいませんでした。この理由の一つは、日本語以外の言語サポートがなく、看板なども日本語表示だけであったためであり、またもう一つの理由としては円高で日本でのスキーが非常に高くなっていたのです。
スキーブームがあったため、日本は屋内スキーにおいても先駆的な存在となりました。世界最初のセンターの1つが1950年代にオープンし、現代では12の屋内センターが1980年代後半から1990年代初頭にかけてオープンしました。そのうちの1つが、今でもこれまで建設されたセンターの中では最大の東京湾SSAWSドームです。長さ500m、幅100mのゲレンデが免震構造の上に造られ、屋内の雪崩の危険性から守られていました。このセンターは最終的に取り壊され、その跡地にはIKEAの日本第一号がオープンしました。センター建設費は完済されませんでした。
実際1990年代になると日本の多くのスキーエリアが操業停止になりました。日本の事業所有権の規定に従うと、通常スキーセンターを解体するよりも閉鎖し、将来運営できるようにしておく方が良かったのです。
特にこの10年間、日本の主要なスキーエリアは再投資をするためにリゾートのアクティビティをより多様にしたり、レストランや宿泊施設の選択肢を増やしたりと、西欧のビジネスモデルに従うようになりました。
フリーライディングリゾートとして、世界中から特にオーストラリアからパウダースノーの愛好家を惹きつけ世界的に有名になった場所としてニセコほど成功したところはありません。オーストラリア人は、従来カナダや、人数的には少ないものの米国、アルプスにスキーをしに行っていましたが、日本へはより短時間で行くことができ、時差ボケにもならないということに気づきました。このためニセコでは他のリゾートよりも英語の情報が多くなり、グローバル市場にとって魅力的な場所になったのです。
大きな魅力は、雪の状態が素晴らしいことですが、それ以外にも現代の日本ではレストランで出される料理がおいしく、比較的手ごろな値段であることもその魅力です。サービス基準は非常に高く、地元の人々はフレンドリーで丁重に歓迎してくれます。アフタースキーにおいても、多くのリゾートにある温泉や変わることなく人気のあるカラオケバーなど、ユニークな魅力があります。
多くの場合何メートルも深く埋まっている広いゲレンデ外の地域の多くが日本では立ち入り禁止になっており、そのような場所でスキー、ボードをすると訴えられ、リフトチケットの喪失につながることは、多くのフリーライダーにとって驚くべきことです。ただし、ニセコを含むいくつかのリゾートではゲレンデ外でもスキーができるようになっています。
もう一つ覚えておかなければいけない点は、日本では絶え間なく雪が降るということです。観光バスの上にそびえたつ雪の壁の写真がありますが、これは降雪が何週間か続き、シベリアから吹く乾燥した風が湿度を吸い上げ、日本海を越え高い山々にぶつかるときに一気に大雪が降るのです。
また日本のスキーエリアでは頻繁に地震が起こるため、施設や建物は地震対策がとられています。2011年の津波で損傷した原子力発電所がある福島は、人気のあるスキー地域ですが、現在では雪の状態と一緒に放射能レベルの情報も分かるようになっています。
Japan:雪の最新の状態の概要
Summary of forecast snowfall and ski conditions for resorts in Japan. Fresh snow is forecast at 2 resorts. Powder is reported at 0 resorts and 0 are reporting good piste conditions.
Ski resorts in Japan from A to A
リゾート |
雪の深さ 頂上と麓 |
ゲレンデ |
ゲレンデ外 |
前回の降雪 |
次 ;9 ;日間 0–3 | 3–6 | 6–9 雪 (cm) |
次5 ;日間天気予報 凍結高度 (m) |
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Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | |||||||||||||||||||||||||
(25 m — 205 m) |
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(500 m — 1200 m) |
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(850 m — 1220 m) |
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(210 m — 340 m) |
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(838 m — 1200 m) |
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(510 m — 1000 m) |
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(720 m — 1240 m) |
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(943 m — 1650 m) |
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(535 m — 620 m) |
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(96 m — 369 m) |
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(1350 m — 1400 m) |
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(740 m — 1500 m) |
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(660 m — 1511 m) |
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(700 m — 1000 m) |
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(800 m — 1050 m) |
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(950 m — 1200 m) |
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(700 m — 1280 m) |
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(640 m — 1350 m) |
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(537 m — 1200 m) |
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(396 m — 921 m) |
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(550 m — 650 m) |
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(718 m — 1328 m) |
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(300 m — 460 m) |
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(81 m — 162 m) |
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(1140 m — 1320 m) |
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(97 m — 221 m) |
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(900 m — 1100 m) |
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(450 m — 760 m) |
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(550 m — 1080 m) |
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(1100 m — 1600 m) snow report 3日前 |
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(150 m — 650 m) |
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(1880 m — 2050 m) |
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(120 m — 450 m) |
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(120 m — 270 m) |
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(425 m — 602 m) |
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(1050 m — 1100 m) |
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(520 m — 1188 m) |
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(800 m — 1350 m) |
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