メキシコは、雪が掛った山頂のある国としてはあまり有名ではありませんが、高さが5,426m(17,802フィート)の活火山であるポポカテペトルには実際いくつか見られます。国内第二の最高峰であるこの山は、氷河が特に有名で通常1年を通じて雪がかかっています。他の高峰であるイスタクシワトルとピコ・デ・オリザバにも氷河があります。
メキシコシティからわずか南東70kmに位置するこの山は、晴れた日にはシティから見ることができます。またスペイン人がやってきて以来500年の間に大きな噴火が15回あったほど噴火が多く、煙が上がっているのも見ることができます。
資格、経験があるスキー登山家がスキーをするのはもちろん可能です。またフランシスコ・ゴンザレス・ルルとエドゥアルド・デ・マリア・イ・カンポスが1947年に初めてスキーを使って下山したという記録が残っています。またスキーができる最高垂直走行線は、場合によっては6000フィート(1800m)を超える場合があると報告されています。
あまり労力をかけないスキーを望んでいる人にとってお勧めなのが、メキシコ国内で唯一リフトが設置されているスキーリゾートであり、通年オープンしているバスケス・デ・モンテレアルです。このリゾートには2つのコースがあり、長い方は230mです。ピッチの角度は20度で年中雪で表面が覆われていますが、時折自然の雪が降ることもあります。また別に初心者用のゲレンデがあります。